Change Pharma〜転職日記〜

薬剤師の有資格者数に関する分析

2016年10月08日
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薬剤師の国家資格を有する者の数は平成24年時点で約28万人であり、統計のある昭和50年代以降、増加し続けています。病院や診療所の数は1万件を超えピークに達した平成2年以降、減少傾向にあります。また、ドラッグストアやチェーン薬局は店舗拡大を続けており、従事者数で見ても、病院や診療所は横ばい傾向ですが、薬局等に従事する人の数は年々増加しています。

一方、薬局と病院・診療所に従事者の数を、人口10万人あたり都道府県別でみてみるとトップは徳島県で人口10万人あたり約200人です。2位は東京都、3位は兵庫県です。最も少ないのは沖縄県で人口10万人あたり約125人です。沖縄に次ぐワースト2位は青森県、3位は福井県となっており、全体的には都市部に多く配置され、地方部では少ない傾向がみられます。

ドラッグストアやチェーン薬局が地方部にその店舗を拡大していますが、進出するのはある一定程度の規模の都市であり、拡大には限界があるようです。全体の数は増加しているものの、地域的には薬剤師によるサービスが十分に提供されていないところもあるようです。